創業50周年記念コンサート第2回山﨑薫「歌」と「言葉」で綴る世界

2018/11/04

第2回　山﨑薫「歌」と「言葉」で綴る世界

11月4日春日部店ミニホールで13：30より、昭和楽器50周年記念コンサート第2回として、音楽教室卒業生で舞台俳優の山﨑薫さんによる歌のコンサートが行われました。幅の広い世代に渡り、大勢のお客様にお越しいただきまして、有難うございました。

オープニングは、この季節にピッタリの秋から冬にかけての情景を思い浮かべる日本の歌を披露してくださいました。
伸びやかに透き通る声で、一つ一つ丁寧に発話される日本語がなんとも美しく、心に深く沁みて来ます。

続いては、ドラマティックなミュージカルナンバーのメドレーで一気に華やかな雰囲気に。
更に飛入りプログラムとして、昔話「桃太郎」の被害者、青鬼サイドから展開する物語の朗読では、大いにお客様の笑いを誘いながら不思議な世界へと導いてくれました。

休憩後は、あの世に旅立った故人からのリクエストメールをリスナーに届けるDJに成りきるパフォーマンスを鮮やかに展開。
山﨑さんの魅力が十分に発揮された意欲溢れる作品でした。「文化の日」に思いを馳せ、文化の日の発祥経緯や、山﨑さんの文化概念を織り込みながら昭和時代の歌謡曲を披露されました。

お越しくださった皆様には、「山﨑薫ワールド」をご堪能頂けたのではないかとおもいます。これからも、暖かい応援を宜しくお願い致します。

《ご挨拶》

このような形でまた学び舎に戻ってこれたこと、心から嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
こちらの音楽教室の飯島明美先生との出会いがなければ、今こうして役者や歌手として舞台には立っていませんでした。
いろんなジャンルの歌や朗読を通してお客様と気持ちを１つにできた事はとても嬉しく、たくさん笑って頂けた事もとても励みになりました。
本日この会場にいらして下さったお客様のおかげで初心に帰る事ができました。
これからも歌と言葉の持つ表情を、様々な側面から引き出していけるようパフォーマーとして精進を続けます。本当にありがとうございました。

プログラム
～生きるように歌う、歌うように生きる～

■秋・冬の歌

赤とんぼ、野菊、灯台守、冬の星座、冬景色

■映画の世界から

蘇州夜曲(蘇州夜曲より)
命をあげよう(ミス・サイゴンより)
踊り明かそう(マイフェアレディより)

■朗読

青鬼

～　休憩　～

■ドラマチックボイス～あの世とこの世を繋ぐラジオ局～

リンゴの唄
銀座カンカン娘
星影の小路
東京ブギウギ
　　　※ドラマチック～は、歌と朗読(お芝居)で構成されています。

ピアノ伴奏　海老塚光生

プロフィール

舞台俳優、歌手。埼玉県出身。
昭和楽器レッスン歴　6歳～16歳まで約10年　飯島明美氏に師事

声楽家の両親の元、幼少期より童謡や唱歌に慣れ親しむ。
第5回全国「叱られて」歌唱コンクール「学生の部」清水かつら大賞受賞。
浦和第一女子高等学校在学中、音楽部学生指揮者を務め、朝日新聞社主催、全日本合唱コンクール優勝に貢献。
その後、文学座附属演劇研究所46期卒,新国立劇場演劇研修所５期修了を経て、舞台『藪原検校』(井上ひさし作栗山民也演出野村萬斎主演)でデビュー。主な作品として、『炎立つ』(栗山民也演出　片岡愛之助主演)、『海の夫人』(イプセン作宮田慶子演出麻実れい主演)、『桜の園』(チェーホフ作鵜山仁演出田中裕子主演)、『浮標』(長塚圭史演出田中哲司主演)、『オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!！』(堀内健(ネプチューン)、出川哲朗主演)『袴垂れはどこだ』(シライケイタ演出、山﨑薫ヒロイン)他多数。
新・春日部市施行10周年記念式典にて国歌斉唱。
春日部警察署一日警察署長。匠大塚春日部本店のカフェ「匠サローネ」でのライブをはじめ、各企業協賛によるディナーショー等、地元埼玉春日部を中心に歌手活動も精力的に続けている。
オフィシャルサイトhttp://otonoha.netで出演情報等更新中。