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創業50周年記念コンサート 第1回 菊地美涼ピアノコンサート

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第1回 菊地美涼 ピアノコンサート

10月21日春日部店ミニホールにおいて、音楽教室卒業生の菊地美涼さんによるピアノコンサートが開催されました。会場には大勢のお客様がお越しくださり、ヨーロッパの息遣いが漂う美しい音色を楽しんでくださっているご様子でした。


オープニングはカプースチンのエチュードですが、幕開けにふさわしい実に華やかで勢いのある演奏で、一気に会場が明るい雰囲気に変わりました。続いては、本場仕込のモーツアルトのソナタ16番、一粒一粒の音が丁寧に丁寧に繋がれた、正統派の演奏を幸せな気分で聴かせて頂きました。




菊地さんより ご挨拶

本日はお越しいただきありがとうございます。
私がピアノに出会うきっかけとなり、またピアノを続ける上でこれまで沢山支えてきて下さった昭和楽器さんの50周年記念コンサートに出演できること、とても嬉しく思っています。
私は昨年、オーストリアのザルツブルクから七年の留学生活を終えて帰国し、丁度一年が経とうとしています。
留学生活では、多くの偉大な作曲家・音楽家たちが音楽を育んだ本場で、素晴らしい音楽・文化に直に触れることが出来、音楽をやっていく上で一生の糧となるような沢山のエッセンスを吸収することができました。
 帰国してからは大変なことも多いですが、私がこれまで勉強してきた音楽の素晴らしさを少しでも多くの人に伝えていけるよう、演奏・教育活動共に精進していきたいと思います。 本日は華やかなカプースチンから始まり、留学先ザルツブルクの作曲家モーツァルトのかわいらしいソナタ、そしてドビュッシーの愛らしい組曲「子供の領分」の後、シューマンのファンタジーにあふれた「謝肉祭」をお贈りします。どうぞごゆっくりお楽しみください。

記念コンサートを終えて・・・・・ 

沢山の方にお越しいただき、ありがとうございました。私がピアノを始め、今日まであたたかく応援してくださっている昭和楽器さんの50周年記念コンサートの第一弾として演奏させていただくことができ、とても嬉しく思います。留学生活を終え完全帰国し、約一年が経とうとしていますが、こうして自分の音楽を多くの方に聴いていただける場があるということが本当に幸せなことだなと改めて感じています。これからも音楽と向き合い、成長し続けていきたいと思います!ありがとうございました。

プログラム

N.カプースチン:8つの演奏会用エチュードより

1.前奏曲 Op.40-1

W.A.モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 KV.545

第1楽章 アレグロ

第2楽章 アンダンテ

第3楽章 アレグレット

C.ドビュッシー:子供の領分

1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士 2.象の子守歌

3.人形のセレナード 4.雪は踊っている 5.小さな羊飼い

6.ゴリウォーグのケークウォーク

*休憩20分*

R.シューマン:謝肉祭 Op.9 「4つの音符による面白い情景」

1.前口上 2.ピエロ 3.アルルカン 4.優雅なワルツ 5.オイゼビウス

6.フロレスタン 7.コケット 8.返事 9.蝶々

10.踊る文字 A.S.C.H.-S.C.H.A. 11.キアリーナ 12.ショパン 13.エストレラ 14.再会 15.パンタロンとコロンビーヌ 16.ドイツ風ワルツ

17.パガニーニ 18.告白 19.プロムナード 20.休憩

21.ぺリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進


プロフィール

1989 年生まれ。埼玉県出身。4歳よりヤマハ昭和楽器にてピアノを始め、幸手センターにて君塚有紀、東鷲宮センターにて滝澤千草各氏に師事。2000年から2006年まで、ヤマハマスタークラスに在籍。2012~2014年度ヤマハ音楽振興会留学奨学生。2010年よりザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学にてアンドレアス・ウェーバ氏のもと研鑽を積み、同大学院ソリスト課程を2017年秋に最優秀の成績で卒業。

第8回彩の国埼玉ピアノコンクールA 部門金賞(1997年)、第25 回ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会D 級銅賞(2001年)、第8 回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールA 部門(15 歳以下)第1位およびベーレンライター原典版賞(2002年、ドイツ)、第5 回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA アジア大会 中学生部門金賞(2004年)、第5 回カールチェルニー国際ピアノコンクール 第2カテゴリー(14~16 歳)第1 位(2005年、チェコ)、第8 回ヨーロッパショパンピアノコンクール最年少5 位(2006年、ドイツ)、第8 回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA アジア大会 一般部門銀賞(2007年)、モーツァルトプライス2011 第1位(2011年)など、幼少の頃より数多くのコンクールで優秀な成績を収める。
2006年には、中村紘子氏による「若手ピアニストシリーズ」に推薦され、水戸市佐川文庫多目的ホールにてリサイタルを行う。また、同年Bunkamuraオーチャードホールにて「ヤマハ・ガラ・コンサート」に出演し、十束尚宏指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演した。
日本を拠点に活発な演奏活動を行っている他、海外においても、オーベル・シュル・オワーズ国際音楽祭(フランス)、ヤマハマスタークラス・コンサート(ロンドン:ロイヤルアカデミーデュークスホール、ドイツ:ハンブルク・ヤマハアカデミー)、Stiftskirche Mattseeでのリサイタル(オーストリア)、ミラベル宮殿コンサート(オーストリア)など、数多くの演奏活動を行っている。2016年にはYoung Classic Europe(ドイツ)のオープニングコンサートに出演、バジル H. E. コールマン指揮、ニーダーバイエルン・フィルハーモニー交響楽団(Niederbayerische Philharmonie)と共演した。
また、プリマヴィスタ弦楽四重奏団(ポーランド)、ザルツブルガー・ゾリステン(オーストリア)と共演するなど、室内楽にも力を傾注している。
2016年にはデビューアルバムとなる「Mozart Favorite Piano Works ピアノソナタ第13番~モーツァルト作品集」をリリース。その瑞々しく美しい音色は、数多くの音楽家・聴衆に高く評価されている。
公式アーティストページ:https://www.misuzukikuchi.com/
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