株式会社昭和楽器
TOP6月19日 ピアノフェスティバル2022予選会 審査員講評

トピックス

6月19日 ピアノフェスティバル2022予選会 審査員講評

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ピアノフェスティバル2022予選会 審査員の講評
6月19日春日部店ミニホール,川越店レッスン室においてピアノフェスティバル2022予選会が行われ、小学校1年生から高校生までの沢山の生徒さんが、課題曲を精一杯演奏してくださいました。
審査員の先生から各部門ごとの講評、総評を頂きましたので、これからの練習の指針にしてください。

春日部会場岡本愛子先生 評

A部門
今年も多くの方がフェスティバルに参加してくださり、とても嬉しく思いました。a課題はメロディーを歌わせる曲で、皆さんレガートに気を付けて弾かれていましたが、フレーズにも注意して呼吸してほしいと感じました。b課題の指の動きはしっかり弾けている人も多かったですが、手の形が崩れているとうまく弾けないので、今のうちに基本的なテクニックをしっかり学んでほしいと思いました。
B部門
色々な曲が弾けるようになり、ピアノが楽しくなる時期でしょう。皆さんとてもよく弾けていました。a課題は拍子感が大切な曲なので、何拍子かを意識してリズムに乗って弾きましょう。b課題は速いテンポの曲で、指の動きは良い人が多かったです。ただ指を動かすだけではなく、曲の表情も出せるようイメージを持って取り組んでほしいと感じました。
C部門
この部門は大人の曲に近い課題が出ていましたので、表現力が必要となってきます。a課題ではメロディーとハーモニーの弾き分けがうまくいっていない人が多かったようです。メロディーをよく聞いて、バランスに注意しましょう。b課題は指は良く動いていましたが、ppなどの強弱や、<空気の精>のように曲のイメージが示されていますので、その曲にふさわしい表現をしてほしいと感じました。
D部門
古典のソナタは、皆さんにとっては難しかったようです。フレーズを大切にメロディーを歌わせること、ハーモニーとのバランスを取ることなどの基本は、今まで勉強してきたことの延長です。ソナタ形式を勉強することも大切ですが、音そのものが無表情になってしまわないで、美しく表現できるように、音の出し方を勉強してください。
E部門
皆さん、しっかりと弾かれていました。ただ、様式に従って美しく表現できているかというと、あと一歩足りない印象でした。全体のテンポの統一感や、どこに曲の山場を持ってくるかなどの構成力、魅力的な音など、どういう音で弾いたら良いのかを、さらに掘り下げて勉強してください。これからが、本当の勉強です。
総評
昨年に引き続き、多くの参加者がいらしたことを喜ばしく思います。皆さんとてもよく準備されていましたし、フェスティバルに参加することによって、さらにピアノが上手になって、楽しく弾けるようになることを願っています。人の前で弾くことによって、問題点も発見できると思いますので、今後の練習につなげていってください。

春日部会場:堺康馬先生 評

A部門
a課題は、タイトルからも曲の内容を感じ取ることができて、ほとんどの人が歌心を持って演奏していました。b課題ではメロディーと伴奏のバランスがうまく作れていなかったり、音の粒が揃ってなかったりする人が見受けられましたが、これから体が出来てくると思うので、無理しないで正しい弾き方を身につけてください。
B部門
a課題はタイトルから踊りの曲というのがわかりますが、それぞれのキャラクターは違います。ポルカ(b-2)とメヌエット(b-3)では同じスタッカートでも意味は違います。曲にふさわしい表現をして欲しいと思います。b課題は気持ちが乗りやすい曲だったので、みなさん張り切って弾いていて頼もしく感じました。
C部門
a課題では、“歌う”という事が求められますが、響きのバランスをきちんと作るということが前提になります。この点、みなさん苦労していました。これに反してb課題は指の素早い動きが求められます。みなさんよく練習していましたが、pやpp、leggieroやleggierissimoを表現するのは難しいですね。
D部門
手と体が成長して音楽もテクニックも大きく成長する時期です。音の出し方が大人っぽく、そして音そのものでアピールできる人がいたのはうれしい限りです。
課題のソナタは、古典派の曲の形式美・様式美をしっかりと表現しなければなりませんが、フレーズとしてのまとまりはもちろん必要ですが、フレーズが終わる度にrit.をして流れが止まる人が何人かいたのは残念でした。また基礎力も問われるので、しっかりと力をつけてください。
E部門
D部門と同様、しっかりとした基礎力の上に、ベートーヴェンの持つエネルギーを表現してほしいと思います。もちろんパワーだけでできるわけではありませんが、推進力を持って演奏してほしいです。
総評
ピアノを楽しんで演奏しているという事が伝わって来て、みなさん頑張っているなと感心しました。ただし音楽のすばらしさを表現するには、地道な練習が必要で、時には辛い時もあるかもしれません。でも楽譜から作曲家の気持ちを読み取ったり、曲のイメージを膨らませたり、練習の方法を工夫したりすれば、練習も楽しくなり、力も自然についてくると思います。みなさんの更なる成長を期待しています。

■川越会場 三村則子先生講評

 A部門のa課題はイメージをつかみやすい曲ですが、皆さん、曲の内容を感じ取り気持ちを込めて弾いていました。ただ、b課題も含めて左手の伴奏が強い人が多かったので、メロディと伴奏のバランスに気をつけて弾けると良いと思いました。

B部門のa課題は舞曲なので拍子感が大切なのですが、やや重くなったりリズムが甘くなってしまう所が見受けられました。b課題の方は、伸び盛りの時期の本領発揮で、テンポに乗って生き生きと演奏できていました。

C部門のa課題は表現力を求められる曲ですが、作曲者の気持ちを感じ取ったり曲の内容を良く理解されている方が多かったです。b課題も含めて、良く勉強されていましたが、フレーズを大切にして、メロディと伴奏をもう少し弾き分けられると更に良いと思いました。

E部門のベートーヴェンのソナタは、曲も長くなり技術的にも音楽的にも難しいのですが、良くまとめていました。古典派のソナタを質の高い演奏にするために、もう少し楽譜を細かく読み取り、イメージを持って強弱の幅をつけ、曲全体を把握して構成を考えて演奏されると良いと思いました。


総評
ピアノフェスティバルの予選会が、今年初めて川越店で行われ、9名もの生徒さんが参加なさいました。
皆さん、とても良く準備されていて、大変嬉しく聴かせて頂きました。予選会に参加されたことで、皆さん 大きな収穫があったことと思います。
これからもピアノを楽しんで、更に成長されることを願っております。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加